自分より年齢が低い人間に対して羨ましくなるようになったのはいつからか
かかとを細い棒で支える訳の分からない痛いだけのダセエ靴と、地元のイオンで買ったやっっすいダセエスーツと、Amazonで一番安かったクッソダセエバッグと、クソみたいな化粧と髪型で、御社の魅力に目を輝かせニコニコと話を聞きニコニコと手を挙げニコニコと質問をし、ニコニコとノートに馬鹿みたいなことを書きなぐる会を終え。
アディクションの赤リップを濃く濃く濃く塗り、固めた髪をいつも通りにして大音量でベックを耳にぶち込みおっさん達にまみれ駅前の喫煙所でタバコをバカスカ吸った。
ああ金髪にしたい
最寄りから自宅までの一本道は小学生と中学生と高校生が溢れてる。多分学校がその辺にいっぱいあるんだと思う。
ランドセルを地面に置いてバスケをしてる男の子3人と何か楽しそうな話をしてる女の子2人を見て目を逸らした。参考書を読みながら歩く冴えない男子高校生を虚ろな目でぼーっと見てしまった。
うらやましい
もう1つ下の年齢さえ死ぬほど羨ましい
あああああああああ!!!!!!!!!
完全無罪モラトリアム!!!!!!!!!!
残されたあと1年でその後も罪なく生きるべく社会人にならなきゃいけない!!!!!!!
労働の義務、労働の義務、労働の義務
内定さえもらえりゃいい、
内定さえもらえりゃ
内定さえ
内定
n
キブンが落ち込むだけだ!
糸冬