自分が後々読むための黒歴史特別公開処刑場

中央線

朝っぱらから人身事故だった。

今週まだ通勤で遅延しなかった日がない。

 

東京5年目のくせに今までの4年間時間に急かされることなく生きてきたから、こんなに毎日毎日何かしらで朝の電車が遅延している国だと知らなかった。

朝をもっと清々しいものにしてくれよ、国全体で。こういうリアルを見るとチェーン店の「朝活フェア!」みたいなフレッシュな広告がカモフラージュみたいに見えてきて嫌だ。

 

1時間40分の遅延。車内のストレスレベルはとんでもないものだった。壁沿いに並んで申し訳なさそうに会社に電話をする人々、溜息、舌打ち。怒りのやり場を自殺者に向けるしかない世論で溢れるツイッター

こんな朝だというのに今日の天気は良すぎて哀しかった。せっかくいい天気なのに音楽が映えない。彼はホームで何を思ったか。この青に耐えられなかったのだろうか。

 

小さな東京に多くの会社を集めた時代、人口密度の割に少なすぎるダイヤ、狭すぎる車内、人を線路に飛び込ませる社会、これのせいで音楽を楽しめないじゃないか!これくらいの微熱で今日も生きてた。会社に1時間の遅刻。知らんがな、どうにでもなれ(笑)

 

帰りの電車で疲れ切った社会人たちを一人一人見て「今朝は大変でしたね〜」と声をかけたくなった。仲間たちよ、頑張って生きてて凄い。できればこのクソ社会で生き抜く術をお教え願いたいものだ。

 

今回の人身事故の当事者が、自身を死に追い詰めるまでの自己肯定感の無さと過剰な責任感の持ち主だったとして。東京中が通学通勤で大混乱してる今朝のことを、知れないし考えなくてもいい死の世界ってのは彼にとってさぞ素敵な所なんだろう。

 

ご冥福を祈る